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赤ちゃんの目がより目なのでは?と心配される両親も多いかと思いますが、より目に見える赤ちゃんの目が仮性内斜視という場合も多く、その場合は心配ありません。東洋人は両目の目頭の間の距離が長く、鼻が低いので、目頭の皮膚が眼球の一部分を覆っている場合が多いのです。実際は両目とも正面を向いている正常な位置にありますが、外見上においては、目の内側の広い目頭の皮膚が目の内側の白目をさえぎるため、黒目が内側に入りすぎているように見えます。特に赤ちゃんのまぶたは、脂肪が多く、覆われている部分が大人よりも多いので、赤ちゃんの目がより目に見えてしまうのです。それを仮性内斜視といいこのようなより目は治療の必要はなく、成長するにつれ、4〜5歳になり鼻筋が通ることで治っていきます。
両方の視線が目標に向かってそろわず、片方の視線が別の方向に向かっている状態を斜視と呼びます。乳児内斜視(先天性内斜視)とは、生後6ヵ月以内に発症した内斜視のことで、多くの場合、赤ちゃんの黒目がはなはだしく目の内側にずれている、より目になっている状態のことをいいます。赤ちゃんの目がより目になってしまう原因は何でしょうか?人間の目は右目と左目で見た像を脳で合わせる機能を果たすためにまっすぐにものを見られる位置に保たれます。この働きを両眼視機能といいます。赤ちゃんのより目の多くは、この両眼視機能が弱いことが原因で起こります。赤ちゃんの片目に長期間眼帯をしていたり、まぶたのかさぶたが片目にあったりすると、両眼視機能が発達しないで、斜視・より目になる場合があります。また、強い遠視を過剰に調節したことが原因でより目になることも多いです。
赤ちゃんの内斜視の中で最も多いのが、遠視による内斜視です。なぜ、遠視はより目になるのかというと、近くを見るためには、水晶体を厚くしながら、同時に両目を内側に寄せています。しかし、遠視の場合は、常に水晶体を厚くするように働きます。それが両目を内側に寄せる動きに影響し、必要以上に両目を内側に寄せる動きから、より目になるのです。両眼視機能が失われ、より目のままでいると、片方の目からの情報を脳が抑制するようになり、片方の目を使おうとしないので、視力が悪くなることがあります。また、より目の原因が視力障害や目を動かす眼筋のまひ、腫瘍など大きな病気が原因の場合もあるので、より目の原因を早く見つけることが必要です。早い治療によって両眼視機能は回復しやすいので、早期に治療をすることが大切です。
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